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週次の所得補償は PIAWE の計算だけで決まるものではありません。受傷後 13 週、130 週、260 週の各段階で適用されるルールが変わることがあり、就労能力決定、Section 78 通知、医療証拠も支給額に影響します。このページでは、確認すべき事項を実務の順序に沿って説明します。
このページは一般情報であり、法律助言ではありません。ご自身の請求、証拠、期限、保険会社の決定について個別の助言を受けてください。
先に確認すべき重要事項
- まず自分が前13週、14-130週、130週以降、260週接近のどこにいるかを特定する。
- PIAWEは重要だが、争点全体の一部にすぎず、就労能力判断や責任論点と切り離せない。
- Section 78通知、治療遅延、単発IMEは週次の所得補償の減額や停止に直結しやすい。
- 停止前には、計算根拠の曖昧さ、証拠不足、段階移行時の説明不足という予兆が出やすい。
- 正社員、パート、カジュアル雇用、見習い、副業を併用する人まで含めて使える総合ページ。
- 通知、賃金、診断書、勤務制限を同じ時系列で整理すると、後のPIC対応がかなり強くなる。
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NSW州の週次の所得補償はどのように算定、減額、停止されますか?
オーストラリアのニューサウスウェールズ州(NSW州)では、週次の所得補償は受傷前の給与明細一枚をそのまま使って決まるものではありません。保険会社は通常、受傷前平均週収入(PIAWE)を決め、現在の就労能力、受傷後収入、給付の段階、法定上限を用いて支給額を算定します。金額が変わったときは、PIAWEと就労能力決定を別々に確認します。
この算定制度はNSW州に限られます。オーストラリアの他州では収入基準、給付期間、再審査手続が異なります。
週次の所得補償を理解する三つの用語
- PIAWE
- 負傷前平均週収入で、法定計算の収入基準です。対象期間と算入項目は個別の賃金資料に照らして確認します。
- 現在の就労能力
- 現在働けるか、何時間どの制限の下で働けるかを示します。役職名だけでなく医学資料と実際の職務を確認します。
- 現在の週収入
- 負傷後に実際に得た収入、または適用規則により得られると判断された収入で、実際の週次の所得補償額に影響し得ます。
収入基準と継続受給は別の問題です
PIAWEは受傷前の収入基準を扱いますが、実際の週次の所得補償には現在の就労能力、勤務時間、収入も影響します。時間外手当、交替勤務手当、複数雇用、無給休暇、継続的な賃金変更の扱いは、対象期間と法的規則に沿って確認します。
保険会社は医療資料、職業リハビリ資料、適切な職務の情報から就労能力決定を行うことがあります。想定された仕事、時間、賃金、制限が、治療医の意見と現実の職場条件に合うかを検討します。
支給額を確認する資料
収入資料と就労能力資料を分けて整理し、保険会社の計算と前提を確認します。
- 対象期間の給与明細、給与集計、勤務表、労働時間記録、雇用契約
- 時間外勤務、交替勤務手当、歩合、複数雇用、無給休暇の記録
- PIAWE決定または合意書と計算明細
- 継続する就労能力証明書、治療報告書、リハビリ報告書
- 適切な職務の提案、実際の復職時間、受傷後の給与記録
よくある問題と対応
別の仕事の収入漏れ、対象期間の誤り、継続的な時間外勤務の除外、税引後額の使用、実在しない適切な職務による稼得能力の推定などが争点になります。単に金額が低いと言うのではなく、正しい資料と代替計算を示すことが重要です。
週次の所得補償が減額・停止された場合は、支払通知、就労能力決定、医学的制限、再審査権を一緒に確認します。条件を満たせば、ILARS助成による法律支援を受けられる場合があります。
週次の所得補償はどのように確認しますか?
| 確認項目 | 質問 | 主な資料 |
|---|---|---|
| 収入基準 | PIAWEの対象期間と、手当、複数雇用、無給休暇の扱いは正しいか? | 給与明細、賃金集計、勤務表、契約書、保険会社の計算を比較します。 |
| 就労能力 | 想定された時間、職務、制限が治療資料と実際の職務に合うか? | 就労能力証明書、リハビリ報告、職務記述、復職記録を照合します。 |
| 給付の変更 | 減額や停止は新しい収入、就労能力決定、法定段階のどれによるか? | 書面の計算と理由を求め、誤った資料や前提に対応します。 |
次に行うこと
書面のPIAWE計算と直近の支払明細を取り寄せ、給与資料と項目ごとに照合します。算術ではなく就労能力が問題なら、治療医に継続可能な時間、仕事、制限を具体的に記載してもらいます。
週次の所得補償の3フェーズ:同じ事件でも判定軸が変わる
13週、130週、260週を同じ資料で追跡する
Section 36により、最初の13週は通常PIAWEの95%が支給されます。軽作業に従事している場合は、通常、PIAWEの95%から実収入を差し引いた額です。14週目から130週目までは、就労能力がない場合、Section 37により通常PIAWEの80%に下がりますが、週15時間以上働いている場合は95%が適用される可能性があります。実額は適用法、就労能力、実収入によって異なります。
130週後は、就労能力がなく、その状態が無期限に続く見込みである場合、または適用される永久障害基準を満たす場合を除き、週次の所得補償は通常終了します。Section 39は大多数の請求に5年(260週)の上限を設けており、260週後も給付を継続するには通常WPIが20%を超える必要があります。基準に関する証拠は期限直前まで待たずに準備すべきです。
先にどの週次の所得補償問題かを分ける
金額、能力、責任、治療、長期閾値を混ぜない
週次の所得補償の争いは一種類ではありません。PIAWEの過少算定、13週または130週の段階移行、就労能力決定による減額、Section 78の責任争いに伴う停止、治療遅延による証拠低下、260週に近い長期資格問題を分けて確認します。
通知に賃金計算、就労能力、IME、治療必要性、責任否認が同時に出ている場合は、ひとつの反論だけでは足りません。保険会社の主張、依拠証拠、不足資料、次に誰が補うかを表にして整理します。
PIAWEは土台だが、ハブ全体を置き換えない
基準額の誤りは後の各段階へ連鎖する
PIAWEの過少算定は、その後の支給率、未払差額、指数調整、将来の差額回収にまで連鎖します。基本給、定常残業、手当、副業収入の算入状況を初期に確認してください。
ただし、計算が合っていても、就労能力判断や責任争いで週次の所得補償が下がることはあります。日本語ページでも、金額論点だけに閉じず、通知理由と医学証拠を同時に読むことが重要です。
賃金、勤務時間、職務内容の証拠をまとめる
給与明細だけでなく実際の収入と仕事を示す
賃金資料は給与明細だけではありません。受傷前の給与明細、銀行入金、勤務表、残業記録、手当、第二の仕事の収入、雇用契約、税務資料、給与担当者の説明を同じフォルダにまとめます。カジュアル雇用、パート、見習い、副業を併用する人では特に期間全体の資料が重要です。
職務内容の証拠も同じくらい重要です。受傷前の実作業、受傷後の制限、軽作業の配置、休憩、治療予約、通勤制限、復職失敗を時系列にすると、保険会社の「働ける」という仮定が持続可能な収入を意味しないことを説明しやすくなります。
就労能力決定が週次の所得補償にどう影響するか
実在しない仕事や広すぎる医学前提を確認する
就労能力決定は、医学的制限、できるとされる仕事、推定収入、週次の所得補償額をまとめて扱うことがあります。確認すべきなのは単なる「就労能力あり」という結論ではなく、その仕事が実在し、医師の制限、治療予定、通勤、言語、資格、経験、持続可能な時間に合うかです。
就労能力証明書があいまいだと、保険会社は広い能力前提で支給額を下げることがあります。立位、座位、前屈、持ち上げ重量、上肢使用、心理的制限、治療頻度、制限期間を具体的に書いてもらう方が安全です。
停止前に多い4つの失敗パターン
金額、治療、IME、長期閾値が同時に崩れやすい
1) 初期基準が低いまま放置される、2) 治療遅延で機能制限の立証が弱くなる、3) 単発IMEが決定全体に拡大利用される、4) 130週/260週の閾値準備が遅れる。
これらは単独ではなく複合で起きることが多く、結果として給付減額・停止の根拠に使われます。特に日本語利用者は、英語通知の意味が曖昧なまま期限を過ぎると不利になりやすいので、用語の確認と提出記録の保全が重要です。
このハブが役立つ人:完全休業だけの話ではありません
部分復職、軽作業配置、収入変動、副業も対象になる
このページは、完全休業中の人だけでなく、部分復職中、軽作業を求められている人、収入が上下している人、就労能力決定を受けた人にも当てはまります。正社員、パート、カジュアル雇用、見習い、副業を併用する人でも、週次の所得補償の計算と節目判定で問題が起こり得ます。
治療承認と復職調整が同時進行している場合、週次の所得補償の争点は単独で存在しません。賃金、労働時間、就労能力証明書、診療録、保険会社通知を1本のタイムラインで見る方が、1通の停止通知だけを見るより実務的です。
減額・停止通知を受けた後の処理順序
期限を確認しながら証拠と書面回答を固定する
通知一式、添付された医師意見やIME報告、賃金資料、就労能力証拠を保存し、どの点に異議があるのか、何を追加提出するのかを整理した書面回答を準備します。内部審査、IRO/ILARS、PICを並行して考えるかは、通知の種類、期限、証拠状態によります。
責任・給付・治療を別々に扱うと矛盾が出ます。1本のタイムラインで証拠管理し、いつ誰に何を送ったかを残すのが実務的です。
130週以降と260週前で見落としやすい実務差
長期資格、WPI、次の請求手続を早めに確認する
130週以降は、単にまだ痛いという説明だけでは足りず、実際の労働能力、就労時間、治療経過、将来見通しがより厳しく見られます。ここで記録が薄いと、給付を下げる論拠を作られやすくなります。
260週が近い案件では、WPI、長期就労不能の立証、週次の所得補償停止後にどのルートを並行して確保するかが重要です。後半で初めて準備を始めるより、130週台の段階で関連ガイドを読み、次の紛争ルートを先に確認した方が安全です。
労災補償の基礎ガイド
NSWの労災補償総合ガイド は、週次の所得補償、治療承認、正式な紛争手続を確認するための主要な参照先です。まずこの土台を整理してから、本ページの具体的な手順を検討してください。
よくある質問
週次の所得補償の問題はPIAWEだけを見ればよいですか。
いいえ。PIAWEは土台ですが、段階移行、就労能力決定、責任争い、治療証拠、実際の復職状況が同時に影響します。
PIAWEが低く計算されると何が起きますか。
基準額が低いと各週の支給額、未払差額、指数調整、将来の差額計算まで連鎖的に低くなることがあります。書面の計算根拠と使用資料を確認します。
前13週と14-130週は何が違いますか。
支給率と確認される事項が変わります。実際の結果はPIAWE、就労能力、実収入、適用される法定基準によって異なります。
130週以降で難しくなる理由は何ですか。
長期の就労能力、実際に働ける時間、収入、医学的制限の整合性がより厳しく見られやすいためです。
260週で必ず終了しますか。
Section 39は大多数の請求に260週の上限を設けています。一般に、260週後も週次の所得補償を継続するにはWPIが20%を超える必要があり、該当性は適用法と証拠に基づいて判断されます。
停止通知を受けたら最初に何をすべきですか。
通知、添付資料、賃金記録、勤務表、就労能力証明書、治療記録を保存し、どの理由に異議があるのかを文書で整理します。
保険会社が詳しい計算を出さない場合はどうしますか。
使用した賃金期間、含めた項目、除外した項目、使用した給与資料、適用した計算式を書面で求めるのが実務的です。
残業、手当、ボーナスは週次の所得補償に入りますか。
収入の性質、規則性、受傷前期間、PIAWEルールによります。給与明細の総額だけでなく項目別に確認します。
受傷時に二つの仕事があった場合はどうなりますか。
第二の仕事の収入がPIAWEや実際の収入損失に関係することがあります。各雇用主の給与明細、勤務表、契約、銀行記録、受傷後収入を残してください。
カジュアル雇用やパートでも週次の所得補償の争いはありますか。
あります。収入期間の選択、勤務時間の変動、安定した残業、受傷後の持続可能な勤務能力が争点になりやすいです。
現金収入は証明できますか。
可能な場合がありますが、銀行入金、メッセージ、勤務表、税務記録、雇用主説明など客観資料が必要です。誇張や後付けの作り直しは避けるべきです。
就労能力証明書の記載が簡単すぎると影響しますか。
影響することがあります。制限が曖昧だと、保険会社が広い就労能力を前提に支給額を下げることがあります。
IME報告はなぜ週次の所得補償に影響しますか。
IMEは就労能力、治療必要性、傷病安定性の根拠として使われることがあります。実際の職務を無視していないか確認します。
部分復職していても週次の所得補償問題はありますか。
あります。実収入、持続可能な時間、医学的制限、短期試行を長期能力として扱っていないかを確認します。
軽作業の配置が合わない場合はどうしますか。
職務内容、当日の作業、症状変化、治療記録、雇用主との連絡を残します。実際の仕事が医学的制限に合うかが中心です。
治療が遅れると週次の所得補償にも影響しますか。
影響することがあります。治療遅延で機能証拠が弱くなり、復職可能性や就労能力の判断に使われることがあります。
Section 78通知と週次の所得補償はどう関係しますか。
Section 78通知が責任や傷害範囲を否認すると、週次の所得補償、治療、後続手続にも影響することがあります。
電話で説明するだけで足りますか。
電話は補助的です。重要な異議、証拠、依頼は書面で確認し、審査やPICで追跡できる記録を残す方が安全です。
IROやILARSの資金援助は必ず承認されますか。
保証されません。資格、資料、争点、必要な立替費用により判断されます。
週次の所得補償の争いは必ずPICに行きますか。
必ずではありません。補充資料、内部審査、IRO支援で解決することもありますが、正式なPIC手続が必要な場合もあります。
治療中でも週次の所得補償を同時に見直せますか。
通常は同時に見る必要があります。治療記録、就労能力証明書、復職の実情は週次の所得補償の主要証拠になり得ます。
いつ専門的な確認を受けるべきですか。
減額、停止、PIAWE過少算定、就労能力決定、Section 78、IME不利報告、130週や260週の節目がある場合は早めの確認が有用です。
次のステップ
このページの状況がご自身の請求に近い場合は、まず問題を正しい手続に当てはめ、その上で証拠の補強、書面通知への対応、無料相談・請求内容の確認のどれを先に行うかを決めてください。
関連ガイドと次のステップ
関連する制度、証拠、手続を続けて確認できます。
