NSW Work Injury Claim

NSW労災プロセス:先に時系列と証拠チェーンを設計する

要点だけのページでは足りません。何が労災に当たるか、初動7日で何を固定するか、どこで不利化するかを実務順で示します。

「労災に当たるか」を4類型で確認

  • 身体傷害:骨折、捻挫、椎間板・神経根、肩膝、反復作業損傷。
  • 心理的傷害:PTSD・不安・うつ等。Section 11Aの抗弁リスクを同時評価。
  • 既往症の増悪:既存症状でも就労が実質的に悪化させたなら補償対象になり得る。
  • 通勤・関連事案:補償可否は事実関係と法定要件で決まる。

初動7日からPICまで:5つの実行フェーズ

フェーズ1(初動7日):4項目を必ず固定

①雇用主へ早期通知して記録化、②主治医受診とCapacity取得、③保険会社の受付進行を自分で追跡、④給与・勤務表・診療記録・通知・領収書を保全。

フェーズ2(初期受理):provisional liabilityは最終受理ではない

暫定で給付と治療が始まっても確定受理とは別です。同時にPIAWEの初期計算を検証してください。

フェーズ3(責任判断):Section 78通知が出やすい局面

受理・一部受理・Section 78のいずれでも、口頭説明ではなく時系列に沿った書面証拠で対応します。

フェーズ4(運用期):週次給付・治療・work capacityを並行管理

多くの案件は一度に崩れず、給付率、治療承認、IME、能力判断で徐々に不利化します。争点ごとに証拠束を分離管理します。

フェーズ5(紛争移行):PIC前に提出順を設計

レビューで解決しない場合、事故事実・連続医療・機能制限・賃金計算・通知履歴を監査可能な順で提出します。

典型的な失敗パターン

医療記載が薄い、PIAWE誤算を放置、治療遅延が逆利用される、単発IME/work capacityで全体叙述が書き換わる──この4つが高頻度です。

FAQ

請求はいつまでに行うべきですか?

可能な限り早く通知・提出してください。遅延は因果・時点・証拠の争点化を招きます。

保険会社指定のIMEは必須ですか?

通常は出席が求められますが、IME意見は最終結論ではなく、主治医・専門医証拠で争えます。

給付が減額・停止されたら最初に何をする?

PIAWE計算と通知理由を確認し、期限内にレビューまたはPICへ分岐させます。

このページと making-a-claim の違いは?

本ページは全体設計図、making-a-claim は実行手順の詳細版です。